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臼沢塞 誕生日杯 日時:2/15(土)19 00~ 会場:/http //tenhou.net/0/?C95752477 ルール 10万点持ち団体戦、1人2半荘 先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人1チーム 大将戦後半以外は和了止め聴牌止めなし それ以外のルールは南喰赤の標準ルール 募集 小瀬川、エイスリン、鹿倉、姉帯の4チーム*5人募集 優勝 鹿倉チーム MVP 逆境しずもん 先鋒 前半① 前半② 後半 次鋒 前半 後半 中堅 前半 後半 副将 前半 後半 大将 前半 後半
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戻る 百合系・投稿SS 読んでる自分も幸せです。誕生日おめでとう! -- (名無しさん) 2012-11-11 19 33 22 いいなこれ。 誕生日に何かしようって所が。 唯梓派ではない自分もこれは受け入れられる。 -- (名無しさん) 2012-11-11 19 59 52 暖かくて良い話だった。GJ! -- (じゅわ〜) 2012-11-11 20 06 52 唯の姉属性が発揮される話はいいね -- (名無しさん) 2012-11-12 00 56 27 いいよね。 まずは梓さん誕生日おめでとうございます。 -- (名無しさん) 2012-11-12 01 08 27 可愛い -- (名無しさん) 2012-11-17 08 01 13 幼い頃、律澪と唯憂がニアミスしてたの思い出した。 -- (名無しさん) 2013-03-21 05 54 09 良い話だぁ -- (名無しさん) 2013-03-22 00 34 38 作者様からの依頼で修正版に差し替えました。 -- (副管理人) 2014-08-05 08 01 23 唯梓らしい唯梓。 憂純もあれば嬉しい。 -- (名無しさん) 2014-08-06 00 48 47 いいな、コレ。 -- (エルプサイコングルゥ) 2014-11-15 15 11 47 これぞ、っていう唯梓の王道! -- (名無しさん) 2014-11-15 19 04 56 確かに王道だが、今読み返すと少し薄いな。 -- (名無しさん) 2016-03-19 22 37 28
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1 5月の誕生石【エメラルド】 エメラルドは、強力な癒しの力に満ちたヒーリングストーンとして知られています。 2 5月5日の誕生石は、レッドコーラル 赤色の災厄を退け、富貴をもたらすとされてきた石で、生命エネルギーにも活力を与えます。 3 エメラルド 5月 象徴 : 幸運・幸福 美しく気品に満ちたエメラルドは、身に付けていると幸運を招くとされています。 語源はその深い緑色のイメージの、ラテン語の「エスメラルダ」という美しい言葉からきています。 そして、古代ローマ人は幸福と希望の象徴として、眺める事で心や眼を休めていたそうです。 青緑色が深く、輝きの強いものほど貴重とされています。宝石の種別では、ベリルグループに属しています。 4 ■5月の誕生石 【エメラルド・ヒスイ】 幸運・幸福 エメラルドはアクアマリンと同じく、ベリル(緑柱石)グループに属する。 原石は曇りが入っているものが非常に多く、そのため最高品質は透明の物だけとされます。 ただ、曇りがあってもとても深い緑を持っているものは、比較的高い評価となります。 5 5月の誕生石、翡翠(ひすい、ヒスイ) 誕生石の意味:長寿、健康、徳、よき知らせ トップページ
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「戦場ヶ原、何か欲しいものとかあるか?」 英語の長文読解を終えたところで僕は戦場ヶ原に尋ねた。 戦場ヶ原は顔を上げて不思議そうな表情をする。 「どうしたのよ突然。受験失敗による自殺前の身辺整理でもしてるの?」 「まだセンターすら受けてねぇよ!」 息を吐くように非道いことをいう戦場ヶ原にいきり立つ僕。 あー、いかんいかん、落ち着け。 「いや、もうすぐお前の誕生日じゃん。何か欲しいものあるかなーって」 サプライズパーティーの計画もあるが、バースデーイブに二人で過ごすのもいいかなと最近思っている。 プレゼントは悩みどころだったが、下手に考えるよりは直接本人に聞いた方がいいだろう。 「誕生日……そういえばそうね、ここしばらく無縁なイベントだったから忘れてたわ」 抑揚なく言うが、その心中は如何なものか。 が、ちょっと同情していると。 「阿良々木くんと一緒で祝ってくれる人もいなかったし」 早速非道いことを言う。 確かにほとんどいないけどさ! 「そうね、何かくれると言うのなら……阿良々木くん」 戦場ヶ原はじっと僕を見つめる。 何だ? ま、まさか、巷のバカップルみたいに『あなたが欲しいわ』とか『あなたがそばにいてくれればいいわ』とか言い出すのでは!? 僕は固唾を呑んで戦場ヶ原の次の言葉を待った。 「あなたの身長が欲しいわ、少し分けてちょうだい」 「できるか! できてもお前にはこれっぽっちも分けてやらん!」 僕より背ぇ高いくせに! アニメで横並びにならないようどんだけ気を使ったと思ってるんだ! 「じゃあ……そうね、身長がダメなら」 今度はどんな無茶を言うのやら。 僕は身構えた。 「阿良々木くん全部が欲しいわ」 「…………」 え? な、何だって? 「聞こえなかったかしら? 頭だけでなく耳も悪いの?」 お前は究極なまでに口が悪いよな! なんてツッコミを入れてる場合じゃない。 戦場ヶ原の言葉の意味を考える。 「どうしたのよ、早く受け取ってもらいにきなさい」 「あ……うん」 僕はペンを置いて立ち上がり、テーブルを迂回して戦場ヶ原の隣に腰を下ろす。 戦場ヶ原も参考書を閉じ、僕にそっともたれかかってきた。 肩に頭を乗せてきて、髪の毛のいい香りが僕の鼻腔をくすぐる。 すっと両腕を僕に巻き付け、身体の向きを変えてぎゅっと抱きしめてきた。 僕の胸に顔を埋め、そのままじっと動かない。 僕は手を戦場ヶ原の頭に乗せ、軽く撫でる。 指でその長い髪の毛を梳いてやると表情がわずかに緩むのがわかった。 しばらくして戦場ヶ原は腕の力を抜き、顔を上げて僕と見つめ合う。 僅かに潤んだ瞳の中に自分の間抜け面が写っている。 ゆっくりとそれがアップになっていき。 二人とも目を閉じて、唇が重ね合う。 どれだけそうしていただろう。 僕はいつしか戦場ヶ原の背中に手を回し、力いっぱい抱きしめていた。 ぐっと戦場ヶ原が押してくると僕は抵抗せずに後ろに倒れ込む。 僕たちは横になって重なり合った。 少し唇を開き、舌を出して戦場ヶ原の唇をなぞる。 戦場ヶ原も舌を突き出し、ちょんちょんと舌先を触れさせ合う。 最初は控え目に、やがて大胆に。 交互に相手の口内に出し入れして、歯茎や内側の頬肉を味わった。 戦場ヶ原の唾液がまるで媚薬のようで、口に含んで飲み込むたびに甘い疼きが脳や全身を駆け巡る。 特にある一箇所はヤバいくらいに固くなり、はちきれんばかりに大きくなっていた。 だけど、止められない。 もっともっとずっとずっと戦場ヶ原の口内を味わっていたい。 と。 「ん……」 ちゅるんと舌が離れる。 つうっと二人の間に糸が引き、重みで切れて僕の顎に付着した。 僕はそれを拭おうともせず、大きく肩で息をする。 戦場ヶ原はふるふると身体を震わせ、何かを堪えるようにぎゅっと唇を噛みしめていた。 やがて落ち着いたようにほう、と息を吐く。 「まさかキスだけでイきそうになっちゃうなんてね」 「…………」 無表情でそんなこと言われても可愛くない。 あーもう! 全然可愛くないぞ! くそ! 僕は腕を伸ばして戦場ヶ原の首に回し、ぐいっと引き寄せて再び唇を合わせた。 「んむっ!」 舌を絡めて引き寄せ、唇で挟み込みながら先端を甘噛みする。 「んっ! んむっ! むうっ!」 戦場ヶ原は離れようとするけど僕は首と背中に手を回してしっかりと抱き締める。 だんだん戦場ヶ原の息が荒くなってきた。 「んっ! んふっ! んふぅっ! んんっ…………んんんんうううっ!」 びくんっ、とひときわ大きく戦場ヶ原の身体が震え、ぴんと指やつま先が伸びた。 しばらく痙攣していたかと思うと、ふっと身体の力が抜けて僕に体重を預けてくる。 唇を離して頬擦りするように互いの肩に顎を乗せ合う。 「戦場ヶ原、イった?」 「…………なによ、阿良々木くんのくせに」 支離滅裂な答えが返ってくる。 ひょっとしたら照れ隠しというやつなのだろうか? 微笑ましくなって僕は戦場ヶ原の頭をぽんぽんと軽く叩いた。 「その余裕が何だかムカつくわね……」 そうは言っても顔は緩んでいるし、僕にしがみついてる腕の力は変わらない。 いわゆる身体は正直というやつだ。 「黙ってないで私をもっと気持ちよくさせなさい。私の所有物のくせに気が利かないわね」 はいはいっと。 僕は戦場ヶ原の服に手をかけ、脱がし始める。 「ん……そこ、いいわ」 「どっちが……って…………どっちもいいわよ……んっ!」 「焦らさないで……早くしなさい」 「な、何を……そんなこと…………あっ!」 「お、お願いよ……早く、入れて」 「あああっ! いい! いいっ!」 「もっと奥までいいわよ」 「ええ、出して。そのまま中に出して!」 「あっ、熱いっ! あああああああっ!!」 「ん……すごく、よかったわ」 「え、ちょ、ちょっと?」 「だ、だめっ、少し休ませて!」 「ひ、ひぃっ、ひぁっ!」 「え、だ、だめよ! 今出されたら私、私……」 「あ、あ、あ、あ、ああああああああああああああああっ!」 たっぷり愛し合って僕たちは今横になっている。 戦場ヶ原は僕の腕を枕にして静かな寝息を立てていた。 僕はそっと戦場ヶ原の前髪をかきあげ、額にちゅ、とキスをする。 実はこの時すでに戦場ヶ原は目を覚ましていてあとで散々からかわれることになるのだが、そうとは知らない僕は言葉を紡ぐ。 「戦場ヶ原、生まれてきてくれて、ありがとう」 戻る
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170 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 04 23 43 ID ??? 老人と言えば、昔999才のエルフをSWでやったら、今日は1000才の誕生日、ということで老衰で死んだ。 次はマトモな歳にしろよってやられた事がある。 歳くらい別にいいよな?それに寿命ギリギリのエルフって誰もが通る道だよな? 171 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 04 28 20 ID ??? 別に寿命ぴったりで死なせんともなあ。 そのGMも困だよね。 172 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 05 50 35 ID ??? てか、寿命来た瞬間に死ぬとかゲームを間違えてるとしか思えんな……トキリンのアレと 173 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 06 17 48 ID ??? 深淵の事を言ってるのか? あれだって即死亡は無いぞ 残り寿命すべて削って実年齢まで来ても、セッション終了後ロストなだけだ 174 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 07 24 37 ID ??? 寿命無くなって死ぬのは青森じゃね? 175 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 07 41 41 ID ??? それらの寿命って、ゲームシステムの一部だろ? SWの「エルフの寿命は1000年」を杓子定規に解釈するやつなんて見た事ない。 176 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 07 53 06 ID ??? 種族の寿命って平均値だろJK 177 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 08 00 00 ID ??? SWのQ Aでも平均寿命と限界寿命の話があったな 178 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 08 37 21 ID ??? GM「エルフの寿命が1000年てのはあくまで平均寿命だからね。キミのエルフはまだ999歳だけど老衰で早死にしたよ」 179 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 08 42 36 ID ??? 170 悪いがやろうと思った事すらないな。 卓のTPOを取った上でなら別に困ったちゃんだとまでは思わないが、逆になんでやろうと思ったのか聞きたい位だ。 どうもここでの報告を見ている所為かネガティブなプレイのイメージばかりが先行してなぁ。 別に困行動しようって訳じゃないんだろうけど。 180 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 08 47 50 ID ??? SWでは 確か、エルフって 老衰では死なないような状態じゃなかったっけ 死んだらその年が寿命って感じで 181 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 09 06 38 ID ??? SWなら999歳のエルフでも老化しないから肉体は10代のはずなんだが GMは何が気に入らなくて、PLは何がやりたかったのかわからんである 184 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 11 09 44 ID ??? 999歳のエルフって、ギャグのつもりだったのにGMには受けなかった、って だけの話だろ。事故だな。 185 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 11 23 36 ID ??? 「俺の考えた設定が通らなかったので腹が立った」って言ってるだけのような気がする。 186 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 12 46 41 ID ??? GMの立場からしたら、「魔法王国が出来る前から生きてるキャラ」は微妙に警戒するかもな いきなり殺したりはしないが 187 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 13 00 02 ID ??? 185 通したあとに制裁したんだろ? 189 名前: 170 [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 14 50 48 ID ??? そろそろ寿命が来そうなんでその前に一念発起して外の世界を見に出てきた元引きこもりって設定で、 リプにも似たキャラが居るしそこまでアレな設定とは思わなかったけどこの反応を見ると俺が悪かった みたいだな。 190 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 15 01 33 ID ??? その設定はGMに言ったの? 191 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 15 12 37 ID ??? 188 「1000歳だったらむしろ年下の方」とかが普通に起こるゲームだったらたいした事じゃないだろw 「10代の少年」を想定したハンドアウトとかでやったんなら確かに謝るべきか 192 名前: 170 [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 15 32 22 ID ??? 190 自己紹介の時に言ったよ。 209 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 16 37 12 ID ??? swで老衰で死なないのはディードみたいなハイエルフだね。普通のエルフはかには老衰はあったはず 217 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 19 32 04 ID ??? 209 1000歳の誕生日に死ぬわけじゃない 170 別に「古代王国時代から生きてるから大抵の有名人は知り合いで」とかはじめてないよね 219 名前: 取鳥族ジャーヘッド [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 19 46 54 ID ??? そういやどこぞのコンベで他のPCの年齢不詳や12歳天才少女や高齢長寿種族に駄目だししまくったPLがいたと 取鳥の仲間が言ってたなぁ 220 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 19 59 45 ID ??? どこで? 俺なら年齢は、ルールにペナルティー等なかったら自由にさせる。 前にソード・ワールドRPG2.0でナイトメアで若いキャラ(12歳)やりたいと言った人がいて 1.0みたいに老化・未成熟がルールにないからいいよ。 と許可した事あるよ 240 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/06/21(日) 23 36 13 ID ??? 220で思い出した。 全く困PLじゃなく、それどころか良PLなんだが、3回に1回は 13,4才の女の子を作る奴がいた。 SWで同じ事をやった時に、能力値ペナルティが入る事を指摘したら、 「おう、わかった」 と言って平然と能力値を下げていた。 そいつはルールやシナリオの都合上、低年齢だと困る場合は ちゃんと成人を作ってたし、シナリオを進める方向でロールプレイを してくれるので、全く困じゃなかった。 SWでもガチ戦闘をやる事をGMがぶっちゃければ、成人を作ってたし。 232 PLがGMに社会戦をしかける。 スレ227
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37tan / みんなの誕生日 Web http //twitter.robox.org/bd/ 自己紹介 君の誕生日を僕は祝いたいんだ!誕生日の登録、変更は @37tan に8桁の生年月日(19840717等)を教えてね。僕のホームページ↑からなら簡単に投稿できるよ。 タグ 記念日 @37tan 19840717 のように、自分の生年月日を年月日の8桁の数字でリプライすると、http //twitter.robox.org/bd/に誕生日が登録される。誕生日が来るとお祝いのメッセージが届くらしい。 関連 他システム連動/omedeto? 最近のつぶやき 新着記事は見つかりませんでした。 最終更新 2009/08/18 22 32 23
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ICG =「12月4日儀式魔術まきの誕生日・序章」のログの通ったt:を抽出する。 #時間の経過によって変化している可能性がある #f:「12月4日儀式魔術まきの誕生日・序章」のログ =http //richmam.xtr.jp/kingdom/joyful/img/856.txt ICP:歴史を修正してもHIがHIとして存続、またはHIの記憶を継承した石塚を誕生させる方法を調べるQED ICP:歴史を修正してもHIがHIとして存続、またはHIの記憶を継承した石塚を誕生させる方法を調べる t:先日の函の方法で田島を復活させる=石塚は分隊復活を目指さない=HIは消滅する t: HIは部隊が全滅した後の石塚の未来である = 部隊が全滅しなければ、HIは誕生しない = 部隊が全滅しない場合、現在広島&小笠原ゲームで生きているHIは消える t:光太郎とコウタローは元々は未来の存在であったが現在は同一存在と化している=HIを石塚の同一存在に出来れば同時に存在する事は可能である t: [先日の函の方法で田島を復活させる=石塚は分隊復活を目指さない=HIは消滅する]が通る = 石塚とHIは時系列上にいる = 石塚の時系列からHIの時系列を分化させる必要がある(例:松井さんのヤガミ) t:勲章によってHIを生存させることは可能ではない かつ 他にそのキャラクターを望むプレイヤーがいない場合作り出されない場合がある かつ HIはまきさんしか呼ぶことができない = まきさんしか呼べないので微笑青空勲章を取得してもHIから別人が作り出されない t:光太郎とコウタローは元々は未来の存在であったが現在は同一存在と化している=HIを石塚の同一存在に出来れば同時に存在する事は可能である=元の歴史の石塚が復活する際に微笑青空勲章の乙女のキッスを使用することで、HIを同一存在として分離できる f:世界移動者に同一存在はいない=他の第5世界の石塚は現在存在しない t: 時系列の分化 とは乙女のキッスによる分裂である = 乙女のキッスにより、石塚の時系列からHIの時系列を分化させることができる t:微笑青空勲章を取得すると乙女のキスが使われ本来のキャラクターと別人が作り出される = 乙女のキスを使えばHIから分化した存在作り出すことは可能である f:HIは田島を知らない石塚である=乙女のキスを使って分離してもHIであるかぎり歴史を修正すると消滅する t:竹内は一度世界移動存在になって戻ってきた = 同様にHIを元に戻すことは可能である t:死の運命は追いかける=追いかける間に時間差がある=復活の情報も時間差がある t:メカ○○と本人を入れ替え世界をだますことは可能=メカ○○で歴史の修正をだますことも可能 t:復活の情報も時間差がある=石塚が復活するがHIが消滅しない時間が存在する。 t:<t:世界移動存在を別人として世界に定住させることは可能である=HIをどこかの世界に定住させることは可能である>,<t:死の運命は追いかける=追いかける間に時間差がある=復活の情報も時間差がある>=最も時間差のあるPWに移住させる事で同一存在のいないHIを存在させる事は可能である t: 青は速水という可能性が死んでも、青の厚志という存在で第5世界に戻ってきた = これは別の存在として、世界に定住するという魔術である t:石塚が復活するがHIが消滅しない時間が存在する。=その間に、HIを第5世界群のどれかに石塚として根付かせることができる。 t: 青は速水という可能性が死んでも、青の厚志という存在で第5世界に戻ってきた = これは別の存在として、世界に定住するという魔術である=HIにもその方法は適用できる t: HIをどこかの世界に定住させることは可能である 且つ 別の存在として、世界に定住するという魔術が存在する = 青の厚志が使用した魔術により、HIを第5世界群のどれかに石塚でない存在として定住させることが出来る t:HIをPWに隔離し、その間に、田島を蘇らせ、その後、第5世界に石塚を根付かせることで、HIの記憶を持った石塚を存在させることができる。={ t:石塚が復活するがHIが消滅しないタイミングで、HIを第5世界群のどれかに石塚として根付かせることができる。 t:最も時間差のあるPWに移住させる事で同一存在のいないHIを存在させる事は可能である } t:全ての時間犯罪が修正された後は、ゲームと同じストーリーになるandHIは田島を知らない=ゲームと同じストーリーになる石塚はHIではない t:HIの目的は死んだ仲間の復活である=復活するならば自身はそこに必要ないと考えている t:HIがセプに入ったのは小笠原メンバーを救う為である=救った後は別に元の世界に戻れなくてもいいと思っている t: まきさんと共にいたほうが幸せである = まきさんのいるところに定住すればいい t:HIは、まきさんといられないよりは、いられたほうが幸せだと思っている かつ HIはまきさんの記憶を消そうとした = HIは現状ではまきさんを幸せにできないと考えている t:HIは仲間が復活してくれるならば後はまきさんとずっと一緒にいてもいいと思っている ={ t:HIの目的は死んだ仲間の復活である=復活するならば自身はそこに必要ないと考えている t:まきさんは微笑青空勲章を持っている=HIは、まきさんといられないよりは、いられたほうが幸せだと思っている } t:まきは移動存在である=まきについていくには移動存在であったほうが都合が良い=HIがまきと共にいる幸せのためには移動存在であったほうが都合がいい t:HIの幸せはかつての仲間の復活で、その後の自分はいなくても良いと思っている=仲間復活後のHIの幸福は、これからHI自身が作るものである。 t:HIは現状ではまきさんを幸せにできないと考えてる=HIに誰かを幸せに出来る事を知ってもらう必要がある=青の章のメンバー復活がそのきっかけになりえる t:HIをどこかの世界に魔術によって別人で定住させることは可能である=それによって田島復活後も消滅を避けることができる=その後世界移動存在に戻ることができる t:HIが関わった状態で青の章のメンバーを復活させる=HIはまきさんと隠居してくれる t:HIは現状ではまきさんを幸せにできないと考えている かつ HIの気持ちはゆらいでいる = 青の面子を見捨てれば自分が許せないからである t:仲間復活後にまきさんと隠居することが出来る = セプテントリオンを抜けることが出来る t:別人として定住させる方法が不明であるは通らない=定住させる方法はクリアしている t:魔術ではなくても定住出来る=通らない t:海法さんの証明が通らないノット=別人として定住させる方法が不明である=別の証明が足りない t:定住させる方法はクリアしている かつ その魔術は英太郎にも可能であるが通らない=実行できる魔術師が特定できていない t:QEDが通らない=方法が現実実行不可能である t:方法が現実実行不可能である=足りないのは魔術師である t: 実行できる魔術師が特定できていない = 青の厚志は自らを定住させた魔術師を知らない t:QEDが通らない=方法が現実実行不可能である=命題が通る以上、他に実行可能な方法がある t:晋太郎は大魔術によって定住を行ったノット=晋太郎は、定住の魔術を実行可能である。 以上より、晋太郎は定住の魔術を単独では行えなかった。 t:足りないのは魔術師であるノット=現在実行できる魔術師は存在しない=その魔術師は現在までにアイドレスに出たことがある t:定住の魔法を使える魔術師 = アイドレスプレーヤが知っている魔術師である t:晋太郎は定住の魔術を単独では行えなかった。=光太郎の魔力を必要とした=光太郎と晋太郎で定住の魔術を使うことができる。 t:晋太郎と知恵者は定住の魔術を使うことができるノット=晋太郎と知恵者に頼むことでHIを定住させることができる=実行する為の魔力が足りない t:晋太郎は定住の魔術を単独では行えなかった。=助力した魔術師がいた=それは知恵者である=晋太郎と知恵者のほかに必要なものがある t:実行する為の魔力が足りない=儀式魔術を行うことで魔力を集めることができる t:定住の魔法を使える魔術師 = アイドレスプレーヤが知っている魔術師である = 最近も活動記録があるACEである t:知恵者と晋太郎が大量の魔力を使うことで定住の魔法を使える=それはイベント103で晋太郎が使ったものである t:知恵者と晋太郎が大量の魔力を使うことで定住の魔法を使える=それはイベント103で晋太郎が使ったものである=再び使用するということは、橙の再襲来の可能性がある t:儀式魔術は日付が必要だかつ以前の儀式魔術はカオリの誕生日である=Aの娘の誕生日ならば儀式魔術は可能である t:儀式魔術は日付が必要=現在までに儀式魔術が発動された日付でも起こせる t:Aの娘の誕生日ならば儀式魔術は可能である=カオリ・サザーランドの誕生日である12/18ならば行うことが出来る t:Aの娘の誕生日ならば儀式魔術は可能である=カオリ・サザーランドの誕生日である12/18ならば行うことが出来る=この魔術にはカオリ・サザーランドの協力が必要である t: 宰相は私人として12月23日を祝うのは反対していない = まきが個人的に誕生日会を開く名目で儀式魔術を実行するようにお願いすれば聞いてもらえる t: 宰相は私人として12月23日を祝うのは反対していない=私人としてまきさんの誕生会に呼ぶことはできる t:まきは宰相に誕生日プレゼントを願うことが出来る=HIを助けて欲しいとお願い出来る QED HIは、現在、小隊復活のためだけに生きているので、その後、HIと協力して田島を復活させることで、HIは自分の幸せを追求することが可能になる。例えば、まきさんと共に暮らすことである。まきさんとずっと一緒にいるためには、移動存在であることが望ましい。 田島を復活させることでHIはタイムパラドックスにより消滅する。これを避けるためには、魔術によってHIを別人として世界に根付かせればよい。その後また世界移動存在になればいい。 別人として世界に根付かせる魔術は、かつて、世界移動存在となった晋太郎が元に戻ったことがある。この時は知恵者の助力と、なおかつ大量の魔力を必要とした。 魔力を集めるには儀式魔術が必要。ただし儀式魔術は決められた日付……Aの娘の誕生日が必要である。 まきの誕生日である12/23に、宰相の力を借りて儀式魔術を行うことで、大量の魔力を確保し、HIを別人として根付かせ、しかる後に、HIの力を借りて田島を復活させることが可能である。 このことは、まきが宰相に、誕生日プレゼントとしてHIの救済を願うことで達成された。
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澪の誕生日を明日に控えて、律は憤懣やる方ない思いに襲われた。 電話を終えたばかりの澪へと向けて、滾る不満に衝かれたまま口を尖らせる。 「何で、断ってくれなかったの?」 当然のように、明日は一緒に過ごすものだと思っていた。 その思惑は、先程、和から澪に掛かってきた電話が発端となり砕け散ってしまった。 和が急遽、明日の誕生日に合わせたイベントとして、 秋山澪ファンクラブの為のライブを依頼してきたのだ。 当初、律は澪がその依頼を断ってくれるものだと思っていた。 だが期待に反し、澪は二つ返事で承諾してしまっている。 「しょうがないだろ?ファンあっての、バンドなんだぞ? ファンは大事にしていかなきゃならない。 それに友達だって、大切にしたいしな」 その友達とは、明らかに和の事を指している。 和の依頼を優先させた事も、律にとっては気に障る要素だった。 「でも、こんな急にだなんて、非常識だもん。 飛び込みなんて断って、カノジョの私を優先してよ」 「私に張り付いて、耳をそばだててたんなら分かるだろ? 前々からファンクラブの会員の間では、 ハロウィンとかクリスマスとかでのイベントライブを、望む声が多かったんだよ。 でも和は、そういう特別な日は私と律のデートを邪魔したくないからって、 見送ってきてくれたんだ」 律が澪と和の電話に不審を感じて、耳を寄せた時には交わされていなかった話だ。 だが、そういった事情がある事くらい、律も知っていた。 その事で和に礼を表す澪の姿は、律も幾度となく見てきている。 ただ、律は澪と違い、和に感謝する気にはなれなかった。 どうしても和の取り成しのもと、自分達の思い出が作られているとは認めたくなかったのだ。 「でも、ファンクラブったって、向こうが勝手にやってる事じゃん」 律の抗議に、澪は首を振った。 「そのファンクラブにチケット捌くの頼んでるんだから、 勝手にやってるって論理は通用しない。 いつまでもファンクラブの声を無視するんじゃ、一方的に利用しているみたいだよ。 それに、今回は和の方でも、今までよりも強い圧力が掛かってる。 そこは、律も聞いていただろ? 曽我部先輩も、圧力を掛けてきているんだよ。 今回ばかりは、和の力になってやらないと」 澪の言う通り、曽我部恵の件は律の耳にも入った部分だった。 恵は単に秋山澪ファンクラブの創設者であるというだけではなく、 和にとっては生徒会でも先輩に当たる人物だった。 その為か、今でも和は彼女に対して中々頭が上がらないらしい。 そういった事情を理解してなお、律は不満で仕方がなかった。 自分よりもファンや和を大事にしているのではないか、その懸念が拭えない。 律の不満を表情から感じとったのか、澪が宥めるような声で続けてきた。 「機嫌直せよ、律。 ハロウィンもクリスマスイブも大晦日も新年も、 ファンの声に応えずに私達は二人きりで過ごしたじゃないか。 そろそろ、応えないと不味いタイミングなんだよ。 そうだ、律も入るか?私のファンクラブ。 そうすれば、明日だって一緒に過ごせるぞ?」 何も分かってない、その怒りが律の頭に血を上らせた。 「和なんかが会長やってるファンクラブなんて、嫌だよ。 私、そこの誰よりも澪の事分かってる。 なのに和より下で、 見てくれだけでファンやってるミーハーな面々と同格だなんて、耐えられない」 怒りに衝かれるまま、辛辣な口調になってしまった。 嫉んでいる和やファンクラブと同列に扱われたのだから、無理もない事ではある。 ただ、そのような事情を理解していないだろう澪は、険しい表情を浮かべていた。 「幾ら律でも、言っていい事と許せない事があるぞ。 私の事はともかく。和やファンの悪口を言うのは、止めてくれ。 どっちも、大切な存在なんだ」 澪の無理解に、律は悔し涙を浮かべながら言い放つ。 「何さっ。そんなに、和やファンクラブの事が大事なんだ? 私なんかより、ずっとずっと大事なんだ?」 澪は溜息を吐くと、怒りから一転して鬱陶しそうな表情を浮かべた。 「面倒な女だな。 お前って、仕事と私、どっちが大事なの?とか訊きそうなタイプだよな。 あのな、ファンに報いていくのは、律の為でもあるんだぞ? バンドを盛り上げてくれるんだから、律にとってもいい事だろ?」 それは唯や梓、紬から度々諭されている事でもあった。 澪は律の作ったバンドを成功させる為にも、ファンを一際大切にしているのだ、と。 律も今まで、その論理に縋る事で自分を何とか納得させようとしてきた。 だが怒りが脳裏に巡る今は、そう自分を納得させる事はできなかった。 澪の発言のうち、刺のある部分を看過する事もできない。 自然、そこに反発して、律も言葉に刺を含めて報いた。 「澪に言われたくないよっ。 澪なんて、仕事を言い訳にするタイプじゃんかっ。 いや、私まで言い訳に使ってるっ」 「何だとっ?」 澪の怒りの籠もった顔が律へと向き、拳が握り締められる。 律は咄嗟に身構えたが、澪はすぐに冷静さを取り戻したようだった。 拳を解いて、諦念の滲んだ表情で言葉を放ってきた。 「もういい。今日のところは、もう帰るな。 このままじゃ、売り言葉に買い言葉だしな」 澪の言う通りだろう。律は素直に頷いた。 このまま言い争って、関係を悪化させる事は本意ではない。 澪はドアの手前で振り向くと、寂しげな表情を見せてきた。 「私の誕生日、期日過ぎてからでいいから、祝ってくれよな」 明日はファンクラブのイベントに行く、という意味の言葉でもあった。 「うん。でも、できれば、当日が良かったのに」 律は頷きつつも、どうしても恨みがましい言葉を止められなかった。 「ごめんな」 澪は寂しげな表情のまま笑むと、ドアの向こうへと姿を消した。 * 澪が律の部屋から出て行って暫く経つと、流石に律も冷静になってきた。 勿論、澪の誕生日を二人きりで過ごしたい思いは未だに強い。 だが、澪の意思も尊重すべきだったと今になって思う。 また、感情的になって、辛辣な言葉を掛けてしまった事も悔いていた。 一応、明日のイベントを終えてから、澪の誕生日を祝うつもりではあった。 だが、それでは今日の諍いに対するフォローが、明後日になってしまう。 せめて、誕生日プレゼントだけでも、会場に届けた方がいいのかもしれない。 律はそう判断すると、立ち上がった。 「澪、許してくれるかな」 思わず漏れた気弱な声を否定するように、律は勢いよく首を左右に振った。 「許してくれるように、思いっきり美味しいケーキ作るもん」 少なくとも、明日の誕生日会の会場にあるどんなケーキより、美味しく作りたい。 それが和やファンクラブに抱く対抗心故であると、律自身も自覚していた。 澪に対する謝意が擡げていても、嫉妬までは消せなかったのだ。 * 翌日、ケーキの入った箱を抱えた律は、市の運営する文化施設に来ていた。 すぐ近くにある市の支所は時間外とあって閉まっているが、 こちらは二十二時まで開放しているらしい。 ここの音楽室を借り切って、イベントを開くとの事だった。 律はそれを知る為に、友人である平沢唯を頼っていた。 サプライズの目的はないが、仲違いも同然の澪に開催の概要を聞く事は憚られた。 かといって、和やファンクラブの面々も、嫉妬心が邪魔をして聞く気になれない。 結局、和の友人である唯に聞くしかなかったのだ。 律は施設の中に入ると、まずはインフォメーションボードで音楽室の場所を確認する。 この施設には図書室を目当てに訪れた事はあるが、音楽室は初めてだった。 見ると、図書室と同じ二階に部屋を二つ隔てて、音楽室の表示があった。 階段は、受付の奥にある。 そこを目指して歩く途中、受付の脇に備え付けてあるホワイトボードが目に留まった。 施設の予約状況が書いてあり、音楽室にも表記があった。 『17時~ MAFCライブイベント』とある。 秋山澪ファンクラブの事だろう。唯の情報に、間違いはなさそうだ。 律は確信を持って、階段を勢い込んで上がった。 だが、いざ音楽室の前に立つと尻込みしてしまった。 澪にいきなり会う勇気が、なかなか持てない。 そもそも、今は入れる雰囲気なのだろうか。 せめて、室内の様子が分かれば、入る機も掴めるというのに。 律は歯噛みすると、視線を落ち着きなく彷徨わせた。 右往左往する律の目に、避難経路を図示したパネルが飛び込んできた。 思わず食い入るように見つめてしまい、律は苦笑を浮かべる。 逃げたい、という意識の表れだろう。 そこまで考えて、ふと律は気付いた。 もう一度、パネルを見遣る。そして、確信した。 避難経路となるベランダが、建物の外側を囲むように設置されているのだ。 律は図書室の中に入ると、司書の目を盗んで非常用の出口からベランダに出た。 そこにも本の盗難対策としてセンサーを設置している為か、司書も警戒していないようだった。 施錠もしていなかった。 自然災害や襲撃事件が立て続けにニュースを賑わせているだけに、 避難経路はオープンにされているらしい。 律はそのまま音楽室の前まで歩くと、壁に身を隠した。 そして、気付かれないよう警戒しながら、中の様子を窺う。 二十名は居るであろう輪の中心に、タキシードに身を包んだ澪の姿があった。 澪は手にベースを持っているが、 その他のパートの音源としてはタブレットを使用しているらしい。 遠目ではあるものの、アンプに繋げたネクサス7で音楽ソフトを起動していると察せられる。 今は歌っておらず周囲の者と談笑しているが、 少し前までは演奏を交えて歌唱していたに違いなかった。 歓談の今ならば、入る機として悪くないだろう。 少なくとも、演奏に水を差すという最悪の事態は避けられる。 澪から視線を転じても、そこかしこで交流し合うファンの姿を認める事ができた。 その中には、和は勿論、恵の姿もあった。 「あ……」 恵の姿を認めた直後、意図せず口から力の抜けた声が漏れ出ていた。 恵の近くに鎮座しているケーキの豪華さに、気勢を削がれてしまったのだ。 そのタワー状のケーキは多人数を想定している為か、サイズが律の背丈程もあった。 デコレーションにも趣が凝らされている。 『HAPPY BIRTHDAY MIO』程度の文字は律もチョコレートで作っているが、 ファンクラブが用意したケーキはそれだけに留まっていない。 可愛らしい飴細工が、ケーキの至る個所に置かれているのだ。 飴細工は小人を象ったものから、澪の誕生石であるガーネットを模したものまで多彩だった。 傍らのケーキが入っていたであろう大きな箱には、 有名なケーキ店のマークが刻印されている。 そこにオーダーメイドして、作ってもらったのだろう。 律は溜息を吐くと、自分が持参したケーキの箱を見遣った。 到底、太刀打ちできるような代物ではない。 律は恨めしそうに、会場のケーキを睨み付ける。 その時、ふと、ケーキの傍に居た恵と目が合った。 彼女にしてみれば、何気なく視線を転じた先に律が居たのだろう。 恵の浮かべる驚いた表情が、予期していなかった視線の交差だと教えている。 瞬時に律は決断を下した。帰ろう、と。 律が室内の様子を窺っていた事など、一見で悟られてしまっただろう。 隠れていただけに、気まずかった。 その事が打ちのめされていた気分に、致命的な追い討ちとなっていた。 律は踵を返すと、来た道を早足で戻り始めた。 だが、図書室には入らない。 その前を素通りして、非常階段を下った。 避難経路のパネルにも書いてあった、施設の外まで通じている階段だ。 * 寒い。怖い。寂しい。 泣きそうな感情を代わる代わる胸裏に巡らせ、律は一人で家に向かう夜道を歩く。 澪と二人で歩く事ができれば、こんな思いをせずには済んだ。 だが澪には会う事すらなく、もう家が見えてきてしまっている。 渡せなかった小さなケーキが、手に食い込むように重い。 このケーキをどうするかも、未だ決めていなかった。 明日、澪に渡すケーキは作り直した方がいいのだろうか。 だが、今の沈んだ気分では、意気込んで作ったこのケーキを凌駕する出来になるとは思えない。 かといって、敗北感に塗れたこのケーキを渡す事も気が引ける。 もう何度目になるか分からない溜息を吐いた時、背後に物音と息遣いを感じた。 「騒がないでね」 警戒した途端の出来事だった。 律は悲鳴を上げる間もなく、口を塞がれていた。 直後に聞こえてくる、荒々しい複数の足音。 危険を感じて逃げようともがくが、非力な律では口を塞ぐ者にさえ敵わない。 その間にも近付いてきた足音は、律のすぐ近くで消えた。 直後、律は抱きすくめられるようにして、身体を両腕ごと拘束されてしまった。 この時に漸く、後から来た者の人数が二名だと律にも分かった。 「さっすが、曽我部先輩。ステルス性能は触れ込み以上ですねー」 律は恐怖の中で、側面に立って身体を拘束している者の声を聞いた。 曽我部、知人の名字と一致している。 偶然だろうかと、律も一旦はそう思った。 だが首を傾けて見た発言者の顔には、見覚えがあった。 確か、秋山澪ファンクラブに居た顔だ。 そういえば、と律は思い返す。 口を塞ぐ直前に聞いた声にも、聞き覚えがあるような気がしていた。 「空気みたいに言うのは止めてよ。気にしてるんだから」 もう一度その声を聞いた時、律は確信に至った。 間違いない。秋山澪ファンクラブの創設者である、曽我部恵の声だ、と。 だが、知人と知った今も、律は安堵する事ができなかった。 澪以外の者に、乱暴された事実は揺らがないのだから。 「あっは、褒めてんだから、いいじゃないですかー。 ここに先回りできたのも、そのステルス性能活かして活躍した過去のお蔭でしょ? それもう長所ですよん」 恵がかつて行っていた、澪に対するストーキング行為の事を言っているのだろう。 律と澪は家が近く、一緒に下校する事も多かった。 澪をストーキングする過程で、恵が律の家を知る事も必然と言える。 だが、どうして自分が今、待ち伏せされなければならないのか。 そこまでは律にも分からなかった。 「やっぱり、あまり褒められてる気はしないわね。 まぁ、その事はいいわ。それより……。 ねぇ、りっちゃん。解放してあげる。だから、さっきも言ったけど。 騒いだりしないでね。いい?」 恵の声が、今度は律へと向いた。 この状況下では、肯んずる他にない。 律は首を縦に振ろうとしたが、上手く動かせなかった。 恵に口を押さえられているせいだろう。 だが、手に感じる力で律の返答を悟ったらしく、恵は解放してくれた。 律の身体を抑えていた二人も、恵に倣って解放する。 「でも、大丈夫なんですか? 協力を確認する前に、解放したりなんかして」 恵の援護に来た二人のうち、今まで黙っていた方が不安気に口を開いた。 彼女の顔にも、律は見覚えがあった。彼女もまた、秋山澪ファンクラブの一員だったはずだ。 律は逃げるつもりも声を上げるつもりもなかったが、 澪のファンクラブに遠慮している故ではない。 知り合いとはいえ、不意を打って拘束してきた相手である。 下手に抵抗して、刺激を与えたくないだけだ。 「あんなの誰かに見られたら、不審者でしょう? それに心配せずとも、りっちゃんは私達に協力してくれるわよ。 だって、澪ちゃんの為だし。ね?」 恵は彼女へと諭すように言った後、律に向かって同意を求めてきた。 その協力の内容も分からないまま、律は頷く。 そもそも律には、協力ではなく強制としか思えないのだ。 「じゃあ、私達に付いて来てくれる? 悪いようには、しないから」 恵の言葉に、律は再度頷いた。 自分よりも体格のいい三人に囲まれては、従うより他になかった。 三人に包囲されるようにして歩きながら、律は澪の事を想った。 こんな時に助けて欲しい相手は、律が宿敵と目する者達に記念日を祝われて喜んでいる。 そう思うと、自然と涙が溢れてきた。 * 律は先導する恵達に従って、市の文化施設の前へと戻ってきていた。 だが恵は、正面玄関には目もくれていない。 律を伴ったまま、施設の脇にある駐輪場へと進んで行く。 冬の夜が齎す寒さのせいか、それとも普段からなのか。 駐輪場には、ほとんど自転車は停まっていなかった。 ただ、無人ではない。一人だけではあるが、そこには人が居た。 律は彼女の顔を見ずとも、秋山澪ファンクラブの一員であると分かった。 彼女の側にある大きな箱を、律は澪誕生日イベントの会場で見ている。 あのタワー状の大きなケーキが入っていた箱だ。 「お待たせ。寒かったでしょ?」 恵の声に応えて、ここで待機していたと思しき彼女も口を開く。 「冬、ですからね。そちらも、首尾よく運んだようで。 お疲れ様でした」 労い合う二人を差し置いて、律は箱を注視していた。 その視線に気付いたのか、恵が箱を指差しながら言う。 「ああ、これ?やっぱり、気になるのね。 実はね、これが協力してもらいたい内容なのよ。 りっちゃんには、この中に入ってもらうわ。 安心して?絶対に悪いようにはしないから。 素直に従えば、澪ちゃんにも会わせてあげる」 協力と言いながらも、口調は強制に近かった。 律は圧されるようにして頷く。 「素直ね。じゃあ、早速お願い」 恵は嬉しそうに笑むと、律を促してきた。 律は不安に軋む胸中を抱えたまま、箱へと入る。 「ちょっと待って。何も、今入ってもらう必要、なくないですか? 直前で入ってもらえば、運ぶの楽ですよ? それに、箱の底だって」 この段になって、抗議の声が入った。 ここで待っていた者だ。 「駄目よ。見つかったりしたら、意味がなくなるわ。 底に関しても、重いケーキの入ってた頑丈な箱だし、この子軽いから。 問題ないはずよ」 窘める恵に、援護の声が続く。 先程、律の身体を拘束して、饒舌に恵を茶化していた方だった。 「そうそ。てか、私らが会場出る時の口実、覚えてる? この箱を捨ててくる、っていう口実だったでしょー? それにしては明らかに時間掛かり過ぎてるんだから、 不審がられて誰か会場の外に様子見に出てたりするかもよ?」 「それもそっか。まぁ、軽そうだし、四人掛かりなら大して負担にもならないか」 抗議した者は納得したらしく、引き下がっていた。 それと同時に、恵の手から青色と黄色のリボンを渡された。 「これ、体中に纏っていてね」 恵はそう指示すると、箱の蓋を締めた。 同時に、浮遊感が律の身体に訪れる。 彼女達が、箱を持ち上げたのだろう。 流石に律も、恵が何をしたいのか、察しが付いてきてはいた。 ただ、それで不安が消える訳ではない。 もし、律の予想が外れていて、恵達に並外れた敵意があったとしたなら── 律が震えた原因は、寒さだけではなかった。 澪の恋人である自分を嫌う者がファンクラブ内に居る事くらい、律も知っていた。 その事と考え合わせると、今のやり取りさえ自分を油断させる演技に思えてくる。 「この子、本当に軽いねー。羨ましい」 「ほんと、天使みたいな子だよねー」 掛け声を聞きながら、律は祈るように思った。 恵の言葉通り、澪に会わせてくれますように。 そして、天使という言葉が、天に召されると言う皮肉ではありませんように。 と。 2
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元スレURL 【SS】人生で一度だけの誕生日 概要 璃奈誕2023 璃奈へのバースデーカード作りに参加するミアだけど… タグ ^ミア・テイラー ^天王寺璃奈 ^虹ヶ咲 ^高咲侑 ^短編 ^ほのぼの ^りなミア 名前 コメント
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1 紬と唯 続き 紬「ただいま」菫「あっ、お姉ちゃ……紬お嬢様!」 ※ムギちゃん誕生日SS・メタネタあり 2012/07/02 http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341226660/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る いい唯ムギだな。 見返してみるものだ。 -- (名無しさん) 2015-01-20 15 37 42 サザエさん時空? -- (名無しさん) 2015-01-19 15 21 11 結局ループってなんだったのか -- (名無しさん) 2014-08-27 00 40 19 読んでて100人ムギちゃんの3人目なのかと思った -- (名無しさん) 2012-07-04 17 46 26 半端しちゃったな メタネタ要素ゼロでもぜんぜんよかったのに -- (名無しさん) 2012-07-04 10 56 43 確かに原作者がモタモタして…… -- (名無しさん) 2012-07-03 23 00 11 元はと言えば、かき氏がモタモタしているから……おっと誰かry -- (名無しさん) 2012-07-03 22 50 31 唯紬はいいとして、誕生日ネタとメタネタは「混ぜるな危険」だな。 -- (名無しさん) 2012-07-03 22 43 20 澪「oh……ビューリフォー……」 ↑ ワロた。 メタネタから華麗に、そして唐突に唯ムギに変わるのが 良い。 -- (名無しさん) 2012-07-03 22 37 27